ESP32 MicroPython IoT センサー入門
ESP32とMicroPythonで簡単IoTセンサープロジェクト
近年、IoT(Internet of Things)の技術が急速に進化しています。その中心となるのが、ESP32という小型の組み込みコンピュータです。ESP32は、Wi-FiとBluetoothを内蔵しており、他のデバイスやインターネットと簡単に通信できます。そして、MicroPythonというPythonの軽量版を使用して、ESP32をプログラミングすることで、IoTセンサープロジェクトを比較的簡単に実現できます。
必要なもの
このプロジェクトを開始するために、以下のものが必要です。
- ESP32開発ボード
- MicroPythonをインストールしたMicroPython IDE(Thonny IDEなどが便利です)
- DHT22温度湿度センサー(またはお好みのセンサー)
- ジャンピンボード
DHT22温度湿度センサーの接続とMicroPythonコード
ここでは、DHT22センサーをESP32に接続し、温度と湿度を測定して表示する簡単なサンプルコードを紹介します。
import dht
import machine
import time
d = dht.DHT22(machine.Pin(4)) # DHT22センサーのピンを4に設定
time.sleep(2)
while True:
d.measure()
temperature = d.temperature()
humidity = d.humidity()
print("Temperature: ", temperature, " C")
print("Humidity: ", humidity, " %")
time.sleep(2)
上記のコードでは、`dht`ライブラリを使用してDHT22センサーにアクセスし、温度と湿度を測定しています。`machine.Pin(4)`でピン4をESP32のGPIO4として割り当てる設定を行っています。 `time.sleep(2)`は、センサーからのデータ読み込みを待つための処理です。
ESP32のセットアップとコードのアップロード
ESP32をセットアップし、上記コードをESP32にアップロードする手順は、使用している開発ボードやIDEによって異なります。一般的な手順は以下のとおりです。
- ESP32をPCに接続します。
- MicroPython IDEでESP32を認識させます。
- IDE上で上記のコードを保存し、ESP32にアップロードします。
さらなる可能性
このプロジェクトはほんの始まりに過ぎません。ESP32とMicroPythonを使って、様々なIoTセンサープロジェクトを構築できます。例えば、
- 光センサーで太陽光の強度を測定
- 気圧センサーで気圧を測定
- 加速度センサーで移動量を測定
これらのセンサーを組み合わせて、より複雑なアプリケーションを開発することも可能です。
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