サーバレスAPI構築:API Gateway & Lambda

API Gateway と Lambda を使ったサーバレスAPI構築

API Gateway と Lambda を使ったサーバレスAPI構築

近年、サーバレスアーキテクチャは、アプリケーション開発の効率化、コスト削減、スケーラビリティの向上といった多くのメリットをもたらしています。本記事では、API Gateway と Lambda を組み合わせることで、サーバレスな API を構築する方法について解説します。

サーバレスアーキテクチャとは?

サーバレスアーキテクチャとは、開発者がサーバの管理を気にせず、コードを実行できる環境を利用するアーキテクチャです。開発者は、コードをアップロードするだけで、インフラストラクチャのプロビジョニング、スケーリング、メンテナンスなどの作業をクラウドプロバイダーに委ねることができます。

API Gateway と Lambda の役割

API Gateway は、外部からのリクエストを処理し、適切な Lambda 関数にルーティングするための境界です。API Gateway は、認証、認可、レート制限、リクエスト変換など、様々な機能を提供します。

Lambda は、イベント駆動型のサーバレスコンピューティングサービスです。API Gateway からのリクエストに応じて、Lambda 関数が実行され、処理結果を API Gateway に返します。

サーバレスAPI構築のステップ

  1. 要件定義:API のエンドポイント、リクエスト/レスポンスの形式、必要な機能を定義します。
  2. Lambda 関数の開発:API の機能を実装するコードを Lambda 関数として開発します。Node.js、Python、Java などの言語を選択できます。
  3. API Gateway の設定:API Gateway を作成し、Lambda 関数をエンドポイントに紐付けます。インテグレーションを設定し、Lambda 関数との連携を確立します。
  4. テスト:API の動作をテストし、問題があれば修正します。
  5. デプロイ:API を本番環境にデプロイします。

Lambda 関数の例 (Node.js)

    
    exports.handler = async (event) => {
      const name = event.queryStringParameters ? event.queryStringParameters.name : 'World';
      const response = {
        statusCode: 200,
        body: JSON.stringify({
          message: `Hello, ${name} from Lambda!`,
        }),
      };
      return response;
    }
  
  

まとめ

API Gateway と Lambda を組み合わせることで、簡単にスケーラブルで柔軟な API を構築できます。サーバレスアーキテクチャのメリットを最大限に活用し、開発効率を向上させてください。

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