マイコンプログラミング入門:C/C++でLED点滅
マイコンプログラミング入門:C/C++で基礎を学ぶ
マイコン(マイクロコントローラ)は、組み込みシステムの中核を担う小型コンピュータです。家電製品、自動車、産業機器など、様々な分野でその存在感を増しています。しかし、従来のコンピュータとは異なる特性を持つため、プログラミング方法も異なります。本記事では、C/C++ を用いて、マイコンプログラミングの基礎を解説します。
マイコンとマイコンプログラミングの基本
マイコンは、一般的に以下の機能を持っています。
- CPU (Central Processing Unit): 命令の実行
- メモリ (RAM, ROM): データを格納
- GPIO (General Purpose Input/Output): 入出力ポート(LEDの点灯、センサーからのデータ取得など)
マイコンプログラミングは、これらの機能を制御するためのプログラムを作成するものです。C/C++ は、マイコンプログラミングで広く利用されており、その低レベルな制御能力と移植性の高さが強みです。
C/C++ でのマイコンプログラミングの例
ここでは、シンプルな LED の点滅プログラムを C/C++ で記述します。これは、マイコンプログラミングの最も基本的な例です。
例:LED の点滅プログラム
#include <stdio.h>
#include <time.h>
int main() {
// LED が接続されている GPIO ピンの番号を設定
int ledPin = 13;
// LED の状態を切り替える
for (int i = 0; i < 10; i++) {
// LED が ON になる
// ここには、GPIO ピンを HIGH に設定するコードが入ります。
// 例: digitalWrite(ledPin, HIGH);
printf("LED ON\n");
// 1 秒待つ
//delay(1000);
// LED が OFF になる
// ここには、GPIO ピンを LOW に設定するコードが入ります。
// 例: digitalWrite(ledPin, LOW);
printf("LED OFF\n");
}
return 0;
}
このコードは、LED が接続されている GPIO ピンを HIGH に設定し、1 秒間点灯させた後、LOW に設定し、OFF にします。このサイクルを 10 回繰り返すことで、LED が点滅します。`delay()` 関数は、処理を一時的に停止させる関数ですが、マイコンによっては遅延処理の方法が異なるため、環境に合わせて調整する必要があります。
まとめ
本記事では、マイコンプログラミングの基礎と C/C++ を用いた実装例を紹介しました。マイコンプログラミングは、様々な分野で応用できる可能性を秘めた分野です。この入門記事をきっかけに、マイコンプログラミングの世界へ足を踏み入れてみてください。
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