Emacs 便利な Tips
最新の Emacs Tips - ちょっと便利なEmacs術
Emacs は非常に強力なエディタであり、その機能を最大限に活用するためには、様々なテクニックを知っておく必要があります。ここでは、最新の Emacs に関する、ちょっと便利な Tips をいくつか紹介します。
1. 便利なキーバインドのカスタマイズ
Emacs のキーバインドはデフォルトでは少し直感的でない場合があります。しかし、.emacs
または init.el
ファイルに以下の様なコードを追加することで、自分の好みに合わせてキーバインドをカスタマイズできます。
(global-set-key (kbd "C-x C-f") 'find-file)
(global-set-key (kbd "C-x C-v") 'insert-file-contents)
この例では、C-x C-f
を find-file
に、C-x C-v
を insert-file-contents
に割り当てています。もちろん、他のコマンドにも割り当てられます。
2. 効率的なファイル検索
Emacs の検索機能は非常に強力です。 M-x find-file
コマンドを実行すると、現在のディレクトリ以下でファイル検索が開始されます。 検索結果を絞り込むには、 find-file-name
などのコマンドを使用します。 例えば、 M-x find-file-name
を実行し、検索するファイル名を指定すると、ファイル名が一致するファイルのみが表示されます。
3. Buffer の管理
複数のファイルを同時に開いている場合、Buffer の管理は重要です。 C-x b
コマンド (switch-buffer
) を使用すると、開いている Buffer を簡単に切り替えることができます。 また、 C-x b p
(popup-buffer
) コマンドを使用すると、現在の Buffer と関連する情報をポップアップウィンドウに表示できます。 これは、最近編集したファイルやプロジェクトの構造を把握するのに役立ちます。
4. `yasnippet` の活用
`yasnippet` は、Emacs のコードエディタにおいて、コードスニペットを自動的に展開する機能です。 特に、様々なプログラミング言語やテンプレートを使用する場合に非常に便利です。 yasnippet
をインストールし、適切な言語定義を追加することで、コードの入力速度を大幅に向上させることができます。 具体的な設定は、yasnippet
のドキュメントを参照してください。
5. `dired` でのファイル操作
Emacs の Dired (Directory Editor) は、ファイルやディレクトリの管理に非常に優れています。 M-x dired
を実行すると、ファイルシステムをブラウジングできます。 Dired でファイルを選択し、 M-d
(delete-file
) や M-x copy-file
などのコマンドを使用することで、ファイルやディレクトリの管理が簡単に行えます。 Dired は、Emacs を使用する上で欠かせないツールです。
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